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債権回収
消滅時効の中断のためにすべきこと
取引先に対する売掛債権について消滅時効が完成してしまいそうなとき,どうすれば良いのでしょうか。 消滅時効の完成を妨げる方法として,現行民法においては時効の中断という手段があります。 時効の中断は,時効進行中に時効の基礎となる事実状態の継続... -
使用者責任
使用者責任とは何か~従業員の行為について会社が賠償責任を負う場合
従業員が第三者に対して不法行為を行い損害を与える場合があります。こうした場合に、「その従業員の問題」というだけでは事が済まず、会社が法的責任を負わなければならないことがあります。これを使用者責任と言います。 会社が使用者責任を負うのは、ど... -
フランチャイズ
フランチャイズの解約・脱退方法は?
学習塾のフランチャイズに加盟しているのですが、フランチャイズ本部に対して色々不満があり、このままフランチャイズに加盟しているメリットが感じられません。フランチャイズを脱退して、自分の名前で学習塾事業を始めたいと考えていますが、どのような... -
株式
譲渡制限株式に相続が発生した場合にどう対応すべきか
中小零細企業の多くは家族経営であり,対外的に開けた会社でない場合が多くなります。そのため,従来の株主とは何らの関係の無い赤の他人が株主になることの方が問題である場合があります。そこで,譲渡制限株式制度があるわけですが,譲渡制限株式を有す... -
株式
特別支配株主の株式等売渡請求について
【株式等売渡請求とは】 多数派株主が少数派株主を締め出すための手法として,特別支配株主の株式等売渡請求があります。 この請求は,株式会社の総株主の議決権の10分の9以上を直接又は子会社によって間接的に有する株主(特別支配株主)がその株式会社(... -
契約書
専属的合意管轄裁判所とは何か
取引業者との契約書や賃貸借契約書などでは、契約書の最後尾に「合意管轄」という項目があります。例えば、次のような条項です。 「本契約に関連して、甲乙間に紛争が生じた場合には、●●地方裁判所を専属的管轄裁判所とする。」 このような条項は「合意管... -
使用者責任
セクハラと会社の責任
女性従業員から「上司にセクハラをされている」という訴えがありました。その従業員は、会社にも責任があると話しています。代表者である私は、セクハラについては初耳だったのですが、会社としては、どのような対応をすべきでしょうか。また、この従業員... -
契約書
直接損害とは何か
各種契約書では、多くの場合、損害賠償に関する規定が置かれています。 その損害賠償に関する規定の中で、損害の種類として「直接損害」「間接損害」という用語が使われている場合があります。 例えば、「甲又は乙は,相手方が本契約に違反したことにより... -
契約書
損害賠償額の上限や範囲を定める契約条項の有効性
取引先から提示された契約書の、特に損害賠償に関する項目で、損害賠償額に上限を定めたり、損害の範囲を限定したりする条項が定められている場合があります。このようなときには、注意が必要です。相手が原因でトラブル生じて貴社に損害が生じた場合に、... -
株式
共同経営と株式の譲渡について
これまで、自分の会社の株式は全て社長である私が保有していました。しかし、このたび、事業拡大のため、同業者である知人を共同経営者として迎え入れることになり、株式も保有してもらうことになりました。どのようなことに気を付ければ良いでしょうか。 ...