弁護士 堀居 真大– Author –
弁護士 堀居 真大
1994年 三井海上火災保険株式会社入社(現 三井住友海上火災保険株式会社)
2011年 弁護士登録(愛知県弁護士会)/名古屋第一法律事務所所属
交通事故を中心とした一般民事を広く取り扱う。弁護士になる前は損害保険会社で勤務しており、中小企業や事業者の目線を大切にしたいという気持ちから、商取引全般、特に中小企業や個人事業者に関する法的トラブルに積極的に取り組んでいる。
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その他
価格転嫁協議に応じない企業名の公表がされました
原材料高による物価高、資源高の状況は依然変わらず、材料を必要とするメーカーやガソリンを多く消費する運送業などにおいては、立場の弱い下請事業者のコスト問題はますます厳しくなる一方です。 このような状況において、下請事業者にとっては、増加する...弁護士 堀居 真大 -
その他
一方的な値上げが違法となるとき
円安や流通不安などから原材料高騰が続いています。会社間の商取引においても、従来の金額では採算が合わなくなるため、商品を納める販売側の会社としては、値上げを要請せざるを得ないこともあるでしょう。 一方、購入する側の会社としては、突然仕入れ代...弁護士 堀居 真大 -
その他
手形の廃止と電子記録債権
これまで永く利用された約束手形が、2026年をめどに利用廃止の見通しであること、こちらの記事でお伝えした通りです。 では、手形のような「当事者間で簡易に合意できる資金調達手段」がなくなってしまうかというとそうではありません。手形に代わる新...弁護士 堀居 真大 -
その他
約束手形の廃止について
【約束手形による取引】 約束手形をご存知でしょうか。 約束手形とは、手形の発行者(振出人)が受取人に対して、特定の期日までに所定の金額を支払うことを約束する支払手段です。 手形には「約束手形」と「為替手形」の2種類がありますが、企業が取引先...弁護士 堀居 真大 -
下請法
元請け会社からの支払いの遅れと下請法
期日までに納品したのに、元請け会社が「今、ちょっと資金繰りが厳しい」「2週間だけまって欲しい」などと言って、約束された日までに代金を支払ってくれないことがあります。 本来であれば「約束違反だ!」と糾弾するところですが、元請け会社との関係が...弁護士 堀居 真大 -
下請法
値上げに応じない取引先にどう対処すべきか
昨今、原料高がますます進展しています。ロシアによるウクライナ侵攻でサプライチェーンが混乱する中、急激に進む円安によって、特に製造業の事業者にとって原料高は深刻な問題となっています。 特に、中小企業においては、こうした原料高によるコスト増...弁護士 堀居 真大 -
下請法
値上げを拒否されたら~下請法と買い叩き
原材料費が高騰する昨今、これをなんとか価格に反映したいと考える下請業者も少なくありません。 もっとも、当然のことながら、元請業者との値上げ交渉は簡単にはいきません。やむなく値上げを諦める場合も多いでしょう。 しかし、値上げの拒否は、下請法...弁護士 堀居 真大 -
フランチャイズ
日本弁護士連合会が「フランチャイズ取引適正化法の制定を求める意見書」を国に提出しました
【フランチャイズ取引における問題】 フランチャイズ本部(フランチャイザー)に加盟店(フランチャイジー)が加盟して行う商取引、いわゆるフランチャイズシステムは、いまやコンビニや飲食店に限らず、様々な分野で行われるようになりました。 しかし、...弁護士 堀居 真大 -
下請法
最低賃金の引き上げと下請法
令和3年9月から、最低賃金が引き上げられた関係で、私の会社の社員の従業も引き上げざるを得なくなりました。その結果、人件費が増加したので、納品している製品の単価も増加しないと儲けが出なくなりました。そこで、製品を納めている取引先の会社に相...弁護士 堀居 真大 -
下請法
「中小事業者等取引公正化推進アクションプラン」とは
公正取引委員会が、令和3年9月8日に「中小事業者等取引公正化推進アクションプラン」をとりまとめ公表しました。 本アクションプランは、中小企業が取引先から買い叩きなどの不当なしわ寄せを防ぐための対策をとりまとめたもので、人件費や原材料価格の...弁護士 堀居 真大