フランチャイズ– category –
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コンビニフランチャイズにおいて売上予測等の情報が不正確であったとして損害賠償請求が認められた例
フランチャイズ契約締結の過程でフランチャイズ本部から示される売上予測等の情報は、一般的にいっても加盟店がフランチャイズ契約を締結するかどうかを判断する上で極めて重要な情報となりますが、とりわけフランチャイズ本部があらかじめ一定の市場調査... -
フランチャイズ本部に対する損害賠償請求(情報提供義務違反)
フランチャイズ契約を締結し事業を開始したものの、赤字続きでやがて立ちゆかなくなるというケースは残念ながら少なくありません。 加盟店としては、フランチャイズからの脱退をしたくても、既に多額の資金を投入してしまっていることに加え、中途解約によ... -
ベーカリーカフェのフランチャイズにおいて収支予測義務違反を否定した裁判例
フランチャイズ本部は、フランチャイズ契約締結にあたり客観的かつ的確な情報を提供すべき義務を負っています。そして加盟を検討する者にとっては、フランチャイズに加盟した後の収益予測は加盟の是非を判断する上でもっとも重要な情報ですから、フランチ... -
フランチャイズ本部が必要な指導やサポートをしてくれない場合(指導援助義務違反)
加盟店(フランチャイジー)がフランチャイズ契約を締結する主要な理由の一つに「フランチャイズの経営ノウハウの提供を受けることができること」があります。 加盟店は、経験のない業種であっても、フランチャイズ本部(フランチャイザー)から経営や運営... -
近隣に同一フランチャイズの他店舗が出店した場合とテリトリー権
同じフランチャイズチェーンの他店舗が、自分の店舗のすぐ近くに開店する場合があります。こうした場合には、客の取り合いになるので、当然売り上げは下がります。このような問題は、多店舗展開をしているフランチャイズチェーン、例えばコンビニエンスス... -
コンビニエンスストアのフランチャイズ契約においてフランチャイザーの説明義務違反が認められた裁判例
【事案の概要】 コンビニエンスストアのフランチャイズ契約においてフランチャイズ本部の説明義務違反が認められた例(千葉地方裁判所平成13年7月5日判決)をとりあげます。 本件で訴えを起こしたのは、コンビニエンスストアの加盟店3名(個人2名、... -
フランチャイズ契約における競業避止義務が無効となるとき
【競業避止義務とは】 競業避止義務とは、加盟店が、フランチャイズ契約期間中または契約終了後に、本部の事業と同一または類似の営業を行ってはならない義務のことを言います。 とりわけ問題となるのが、フランチャイズ契約終了後の競業避止義務です。 本... -
フランチャイズ契約における解約一時金や違約金の意味
フランチャイズ契約を解約する際、フランチャイジーがフランチャイザーに対して解約一時金を支払わなければならないとする条項が契約書に盛り込まれていることは良くあります。 また、フランチャイズ契約解約後にフランチャイザーの商品やサービスであるこ... -
コンビニフランチャイズにおいて、フランチャイザーによる情報の不開示について義務違反を認めた裁判例
フランチャイザーの情報提供義務違反が問題となる場面は、厳密にいうと ①フランチャイズ本部が、加盟店に対して情報を提供したが、その内容が不正確なものであった(適確なものではなかった)場合 ②フランチャイズ本部が、加盟店の判断にとって必要な情報... -
サンドウィッチ店のフランチャイズ契約において適切な情報の不提供による損害賠償請求が認められた裁判例
フランチャイズ加盟店は、通常、フランチャイズ本部と比較べて当該事業について知識経験が圧倒的に乏しい立場にありますが、他方で、あくまでもフランチャイズ本部とは独立の企業体として、自らの判断とリスクにおいて経営を行うことが求められます。 その...